α-リポ酸
基本情報
商品情報
記載名称 | α-リポ酸 英:alpha lipoic acid |
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企画成分 | |
形状 |
原料情報
摂取目安量 | |
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その他 |
商品説明
α-リポ酸とは、ビタミン様物質として扱われる補酵素の一種です。また、チオクト酸とも呼ばれます。
α-リポ酸は、細胞内でエネルギーをつくり出す際に必要な物質で、糖の分解を担っています。栄養素としてビタミンに似た働きをするビタミン様物質であり、抗酸化物質です。
体内での合成量は微量のため、野菜や肉などの食物から積極的に摂取する必要があります。
α-リポ酸は、血液中のグルコースを筋肉に運び込み、糖の分解を促進し、糖の合成を抑制することから、ヨーロッパでは糖尿病の治療薬として利用されています。また、糖の代謝を促進するほか、糖を細胞内に取り込むのに必要なホルモンであるインスリンの効きをよくすると考えられています。
そのほか、α-リポ酸は細胞のミトコンドリアでのエネルギー代謝に関与し、抗酸化作用も有することから、アンチエイジング目的のサプリメント成分としても広く利用されています。
日本では、α-リポ酸は医薬品成分として利用されてきましたが、2004年3月の法改正以降、サプリメントとして利用できるようになりました。また、2007年には化粧品への配合も許可されています。
α-リポ酸の作用
α-リポ酸は、相互に作用しあって働く「ネットワーク系抗酸化物質」の一つです。
ネットワーク系抗酸化物質とは、ビタミンE、ビタミンC、コエンザイムQ10、グルタチオン、そしてα-リポ酸です。
細胞は、脂質でできた細胞膜に覆われており、脂溶性抗酸化物質のビタミンE、コエンザイムQ10は主に細胞膜上で、水溶性抗酸化物質のビタミンC、グルタチオンは細胞内や血漿中で働きますが、α-リポ酸は水にも脂質にもなじむ物質で、細胞内外のどこでも酸化を防ぐことができます。
ほかのネットワーク系抗酸化物質は、フリーラジカル(活性酸素)をとらえた後、自らも酸化しますが、リポ酸は、これら酸化した抗酸化物を再生する能力も持ち、自らが酸化した場合にも、自己還元再生機能を有します。
ネットワーク系抗酸化物質の中で、最も重要とされているのがグルタチオンです。グルタチオンは3種のアミノ酸、システイン、グルタミン酸、グリシンから体内で合成されます。α-リポ酸は、体内のグルタチオン量を増加させる働きを持っています。
また、末梢神経障害に対しての有効性が示されたことから、長期服用で認知症患者の認知機能の低下を軽減させたという報告もあります。
α-リポ酸の安全性と摂取するポイント
一般に、通常の摂取目安量にしたがって適切に、適切な品質の製品を利用する場合は安全性が高いと考えられています。
ただし、医療品との相互作用を考えて併用する場合は主治医に相談することが望ましいでしょう。
また、日本人の6~8%の特定の白血球を持つ人で、まれに「意識がもうろうとする」「手足がしびれる」といった低血糖症状が起こることがあるため、注意が必要です。
α-リポ酸は、中年期以降、体内合成量が減少するため、食物だけではなくサプリメントからも取ることが合理的と考えられています。
食品と摂取すると吸収が悪くなるため、食事の30分前に取ることがすすめられています。
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