機能性食品原料

カフェイン

カフェイン

基本情報

商品情報

記載名称 カフェイン 英:caffein/caffeine
企画成分
形状

原料情報

摂取目安量
その他

商品説明

カフェインは、植物中に有機酸塩の形で含まれているアルカイドという有機化合物の一種です。
主に、コーヒーや緑茶、紅茶、ココア、コーラ、エナジードリンクなどの飲料や、チョコレートなどの食品に含まれています。

カフェインの主な作用としては、覚醒作用や利尿作用、体脂肪の燃焼があげられます。

このほかにも、自律神経の働きを高める作用、集中力を高めて知的作業能力を向上する作用、運動能力の向上、など、さまざまな効果が明らかにされています。

また、眠気予防薬、鼻炎用カプセル、解熱鎮痛薬や咳止めなど、カフェインには覚醒作用や解熱鎮痛作用があることから、医薬品にも使用されています。

一方で、睡眠の質の低下や、胃酸分泌過剰による胃への負担などの作用があるため、胃もたれや不眠の原因になってしまうことがあります。

カフェインの作用

カフェインは、摂取後に約20~30分で吸収されて血流にのって全身を巡ります。その後、体内に蓄積されることなく、個人差はありますが通常3~4時間で排出されます。

脳には、ドーパミンやノルアドレナリンといった興奮性の神経伝達物質の放出を抑えるアデノシンという物質があります。カフェインはアデノシンと似た構造をしているため、興奮抑制作用をブロックし、脳を興奮・覚醒させるのではないかと考えられています。またアドレナリンはHSL(ホルモン感受性リパーゼ)という酵素を起動し、中性脂肪を脂肪酸とグリセロールに分解します。このうち主成分の脂肪酸が、トレーニング時などに筋肉で燃焼するので、カフェインには脂肪の分解促進作用があると言えます。

また、カフェインの作用によって、計算力や記憶力の向上に役立つという研究データが報告されています。

さらに、カフェインを空腹時に摂取すると基礎代謝が上がり、脂肪燃焼のもとになる遊離脂肪酸が増え、脂肪燃焼が高まるという研究データが報告されています。

これらのことから、カフェインにはダイエット効果があると考えられていますが、ただカフェインを摂取するだけでは効果が得られないことがわかっています。

ダイエットを目的としてカフェインを摂取する場合、運動と組み合わせると効果的だと考えられており、スポーツのパフォーマンス向上にもつながります。

カフェインの安全性と摂取ポイント

カフェインはアルコールと同様に、強い人と弱い人がいます。これは、カフェインの感受性に個人差があるためであり、少量のコーヒーで眠れなくなってしまう人もいれば、たくさんコーヒーを飲んでもカフェインの影響を受けない人がいます。

また、カフェインを分解する能力にも個人差があります。
カフェインの感受性が弱い人は摂取する量を控えめにするといいでしょう。

そのほか、カフェインには強心作用があるため、摂取した直後には血圧が上がります。しかし、その上昇の度合いはそれほど高くないため、健康な人が過度に心配する必要はありません。

ただし、パニック障害の人の場合、動悸(どうき)などの症状から不安感を誘発してしまう可能性があるため、摂取するときは注意が必要です。

そのほか、カフェインを過剰摂取した場合、焦燥感、不眠、イライラ、不眠の原因となってしまうことがあります。
過剰に摂取しないよう注意が必要です。

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