機能性食品原料

フコイダン

フコイダン

基本情報

商品情報

記載名称 フコイダン 英:fucoidan
企画成分
形状

原料情報

摂取目安量
その他

商品説明

フコイダンは、海藻にある独特のヌルヌルした成分の一つです。
フコースという単糖類を主成分とする多糖類で食物繊維の一種であり、生活習慣病などさまざまな疾患に対する効果が報告されています。


特に、海藻類のなかでは、ワカメやモズク、昆布、ひじきなど褐藻類と呼ばれる種類に含まれています。フコイダンを多く含むのはモズクですが、なかでも沖縄モズクはフコイダンの含有量が高いといわれています。


フコイダンの作用


フコイダンは、フコースを主成分として硫酸基やウロン酸などが結合した多糖類(硫酸化ポリフコース多糖類)の総称です。

食用褐藻類(沖縄モズク、フトモズク、ヒバマタ、メカブなど)の種類によって、フコイダンの種類や含有量が異なっており、生理作用にも違いがあります。

また、私たちは、加齢、活性酵素、ストレスなどで体内での免疫力は少しずつ低下していきますが、弱っているところにウイルスなどが侵入してくると病気になってしまいます。

フコイダンには、外敵から体を守る「免疫システム」を助ける働きがあり、細菌に感染した細胞を死滅させる働きを持つナチュラルキラー(NK)細胞の活性を高める作用を持っているとされています。

さらに、フコイダンは、難消化性の多糖類であるため、腸管内で胆汁酸によるコレステロールの吸収を阻害し、その結果、血中コレステロール低下を示します。
また、中性脂肪を抑える働きも認められています。

そのほか、独特のヌルヌルはフコイダンの持つ硫酸基の特徴ですが、このヌルヌルで胃の粘膜を保護し、ピロリ菌などを吸収して体外に排出する効果もあるとされています。

このピロリ菌は、胃の弱った部分にくっついて増殖し、胃潰瘍や胃がんなどの原因となる菌で知られています。また、すでに炎症を起こしている部分にも働きかけて修復してくれる作用もあるとされています。

そのほか、フコイダンの一種であるU-フコイダンは、アポトーシス(細胞の自死)に働きかけ、がん細胞を死滅させる働きがあり、がんの治療法に効果があると報告されています。

フコイダンは、食物不耐症(非アレルギー性食物過敏症ともいい、特定の食物を消化することが困難な病気)の原因になるレクチンの受容体として機能するため、食物不耐症の予防食として期待されています。

フコイダンの安全性と摂取ポイント

通常の食材に由来する成分であるため、特に問題となる健康被害や副作用は知られていません。
また、他のサプリメントや医薬品との相互作用は報告されておらず、併用は問題ないとされています。

フコイダンを多く含む海藻は、酢(クエン酸)と一緒に食べることで、消化吸収がよくなります。特に、食事からとる場合は、「酢の物」が効率よく摂取することができます。

そのほかにも、フコイダンは熱に強いため、味噌汁、おでん、天ぷらもおすすめです。

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