機能性食品原料

エゾウコギ

エゾウコギ

基本情報

商品情報

記載名称 エゾウコギ 英:Siberian ginseng
企画成分
形状

原料情報

摂取目安量
その他

商品説明

エゾウコギとは、シベリアから中国の黒竜江省にかけて自生しており、高麗人参などと同じウコギ科の植物です。

日本では、北海道東部の摩周湖や阿寒湖周辺などの厳寒の地にも自生しています。

また、エゾウコギは、中国では刺五加(しごか)という漢方薬として、紀元前から用いられてきたほど古くから存在しています。

ロシアでは、旧ソ連時代から薬効の研究がされており、モスクワ五輪では選手がエゾウコギのエキスを身体能力の向上に利用したことで、その有効性が注目されたといわれています。

エゾウコギには、強壮、強精、疲労回復に対して高麗人参以上の効果があると考えられており、スタミナ回復や免疫力アップを目的として、サプリメントなどで利用されます。

 

エゾウコギの作用

 

有効成分として、エゾウコギには特有の配糖体のほか、クマリン誘導体、セサミンなどのリグナン類、ステロール配糖体、テルペン類などがあります。

これらの成分が、さまざまなホルモンの受容体に結合することで効果を発揮すると考えられています。

例えば、免疫力を高め、殺菌、抗炎症作用を持つトリテルペノイド系の配糖体が挙げられます。

また、血中コレステロールを調整するステロールや、血圧を下げて自律神経のバランスを整えるクマリン誘導体、抗疲労作用や興奮作用を持つシリンジン、抗酸化作用や心臓の冠状動脈を拡張させる作用を持つフラボノイドが確認されています。

これらの有効成分によって代謝促進や滋養強壮、疲労回復、食欲増進、ストレス軽減、精神安定、集中力、免疫力の向上が期待されているのです。

また、エゾウコギは男性の性機能の回復や強化、疲労回復に効果があるといわれていますが、臨床試験では、皮膚の感染症である単純ヘルペスや脂質異常症、不整脈、虚血性発作に対する効果が報告されています。

さらに、エゾウコギに含まれるピノレジノール・ジクロコサイドは、体内で女性ホルモンと似た働きをするエンテロラクトンという成分に変わることから、今後の研究が期待されています。

 

エゾウコギの安全性と摂取ポイント

 

一般的に、特に問題となる健康被害や副作用は知られていません。

ただし、女性ホルモンに似た働きをするため、子宮筋腫や子宮内膜症、卵巣のう腫、乳がんなどの婦人科系の疾患を持つ人、さらに妊娠中や授乳中の人は使用を控えてください。

また、エゾウコギの成分に対して、頭痛や頻脈、不眠、憂うつ、いらつき、眠気、不安、乳腺痛などの症状が現れることがあります。

糖尿病薬など、ほかの薬と併用する場合は注意が必要です。

何らかの医薬品を服用している人は、念のため主治医に相談してから摂取するようにしましょう。

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